ほろでぃん

ゴジラ-1.0/Cのほろでぃんのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)
-
いちおう再鑑賞に当たると思うので評価は無し。

そもそも、カラー版を観ずにいきなりマイナスカラー版を観に来る人っているのだろうか?
この上映は全米で大評判という日本映画稀に見る快挙を成した「ゴジラ-1.0」をもういっかい観るためのいい口実である。

やっぱり余計なセリフが多いなあと思いながらも非常に面白い作品だし、作戦開始で例の曲が流れるところは今回も涙腺に来た。

岡本喜八版の「日本の一番長い日」を観た時に思ったが、画質の良いモノクロは皮膚の質感がカラーよりもよく映える。
ゴジラの皮膚は本作の重要なファクターだ。クロスロード作戦の原爆に灼かれ、機雷を受けて再生し、急減圧で膨れ上がる。そしてラストシーン。

これだけスゴいことになっちゃったら、続編をやるんだろうか。この話の続きを書くのは難しそうな気がするが、やるなら期待したい。


もともとモノクロだった作品をカラーで観るという今回の逆パターンは、実はコーエン兄弟の「バーバー」で経験している。なぜかあの映画、カラー版のVHSがあるのだ。ただやはりVHSは画質が良くなく、カラーとモノクロの比較をするには適さなかった。劇場で両バージョン観れる「ゴジラ-1.0」は、映像を学ぶ人には凄く良い教材なのでは?
ど素人の私でもなんか勉強になった気がするもの。
ほろでぃん

ほろでぃん