このレビューはネタバレを含みます
ヘルシンキ、ヘルシンキ♪でじんと涙が込み上げてきたときこの映画をしっかり受け取れている気がして嬉しくなったし、中途半端に踏み込んでも描き切れないからエンタメの次元で完結させていることにはまったく不満はないけど、"ソウルメイト"が出てきて「彼女がいるから大丈夫」ってなると「その人の前では本当の自分なのか?」という話になって根本がブレてしまうと思う この脚本は男性からの自立エンパワーメントでもホモソーシャルの批判でもなくて(旦那たちの"みんなのスオミ"発言は限りなくトキシックだが)、シンプルに他者の視線で形作られる自己の履き心地の話...だと思うから