モフセン・マフマルバフ監督
キアロスタミと並んでイラン映画の代表的存在として言及されることが多い同監督、初めて作品見ました
タリバン政権下のアフガンにて自殺を試みようとする妹を助けに行こうと奔走する姉が主人公。その過程で主人公が目にするアフガニスタンやイスラム世界の差別や困窮。主人公の演者は実際にアフガンからの難民である
ブルカを通して見る夕陽は希望か絶望か。
ラストも余韻があって自分は好きですけどね、この悲惨な状況は映画が終わっても同じ地平に依然存在する問題であって社会派作品としてのケジメだと思います。また、社会派でありながらも一方でフィクションとしてのドラマ的演出も忘れておらず若干不思議な作品だなぁという印象を与えます。冒頭とか義足のシーンとかですね。