鮭茶漬けさんの映画レビュー・感想・評価

鮭茶漬け

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ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025年製作の映画)

4.0

ミッション・インポッシブルをリアルタイムで映画館で初めて見たのは3でしたが、当時小学生だった僕は冒頭ジュリアが拘束されディヴィアンに頭部に銃を突きつけられた挙句射殺されるシーンがあまりにも衝撃的であり>>続きを読む

ルノワール(2025年製作の映画)

4.2

引き算。
タイトルが出るまでのシークエンスの魅力。

舞台挨拶回にて。

メガロポリス(2024年製作の映画)

3.8

公開前のパフォーマンス付き上映 at 池袋

宣伝の監督コメントは「現代の映画は観客が中毒になるポテトチップスのような映画で溢れている、是非この映画の扉を開いてほしい」というようなものだったが、色々な
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ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016年製作の映画)

3.8

日本劇場未公開であったケリー・ライカート監督の2016年作品。彼女の作品お馴染みのオレゴンから舞台をモンタナに移し、田舎町に生きる女性たちが孤独の中で生きる懸命さを描いた群像劇。
冒頭の貨物列車が通り
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メイデン(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

スタンド・バイ・ミーでは高さ30mの鉄橋にて汽車に轢かれそうになりつつもギリギリ助かるというシーンが名シーンとなっているが、リバー・フェニックス演じるクリスの生き写しにしか見えない本作のカイルは、暗闇>>続きを読む

スラム砦の伝説(1984年製作の映画)

-

有名な4作品の中で唯一未見だったこちら。
相変わらず1ショットごとの作り込みが素晴らしい。もはや魔術的である彼の映像叙事詩は誰もが虜になってしまう。一方で本作は短い製作期間を余儀なくされたという事情も
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けものがいる(2023年製作の映画)

4.0

監督の映画創作への真摯さを感じることができた。
“2025年の悲劇”に少しずつ近づいてるんじゃないかなと特に今年に入ってからの技術トレンドを見ていて思う。

今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は(2025年製作の映画)

4.0

あらゆる箇所にジャルジャル福徳要素を感じる良い意味で気持ち悪い映画でした。「恋愛映画」の枠組に一見ハマっているようで、メタ的に逸脱しては、また戻ろうとするような。ただ、これを女性が見たらどう感じるのだ>>続きを読む

Broken Rage(2024年製作の映画)

3.7

監督脚本編集主演・北野武

“ビートたけし”が好きでないとこれはノレないかもしれない。自分は笑えたけれど、世間的には評価が低いというのも分かります(ここまで低いとは思っていなかったですが笑)

ドアに
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名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)(2025年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

劇場版名探偵コナン最新作


59巻風林火山編は青春。
今回は長野県警が主要キャラという絶妙チョイスにもかかわらず早々に興行収入100億円突破するのは流石笑

展開やコンテキストが多いにもかかわらず2
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天国の日々 4K(1978年製作の映画)

4.5

若きテレンス・マリックの才能と聡明さの爆発。マジックアワーへの執着自然光の魅力と神がかり的な構図の連続、アルメンドロスの撮影が素晴らしい。確かに人間の描写が薄っぺらいと言う指摘も分かるが、それを凌駕す>>続きを読む

緑の光線(1986年製作の映画)

4.5

エリック・ロメール監督
"喜劇と格言劇" シリーズの5作目でありヴェネツィア映画祭金獅子賞受賞作である監督の代表作の1本。

エリック・ロメール作品に多く出演することでも知られるマリー・リヴィエール演
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ミゼリコルディア(2024年製作の映画)

4.0

『湖の見知らぬ男』で強烈に打ちのめされたアラン・ギロディ監督最新作にして、昨年のカイエ・デュ・シネマ誌ベストテン第1位にも輝いた『ミゼリコルディア』(フランス語で「慈悲」)。
田舎の村で巻き起こる出来
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It’s Not Me イッツ・ノット・ミー(2024年製作の映画)

4.5

先日の横浜フランス映画祭にてカラックス舞台挨拶付で鑑賞したが、このほど公開したので再度。前回の劇場は座席も音響も微妙であり、今回はリベンジの意を込めてグラシネ池袋のsoloシアターのど真ん中でチャレン>>続きを読む

アブラハム渓谷 完全版(1993年製作の映画)

4.1

旧約聖書などに登場する預言者の名を冠した渓谷は偽善に溢れているようである。
余りに高潔な芸術性に目を見張るあっという間の3時間20分であった。レオノール・シルヴァイラの破壊的な美性と空虚な瞳はまさにエ
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恋のエチュード 完全版(1971年製作の映画)

4.0

35mmフィルム上映に駆け込み

自分があまり見たことないタイプのトリュフォーだった。しっかりストーリーテリングに重きを置いた恋愛悲劇。
アルメンドロスの撮影は素晴らしいが、クロードがクズ人間過ぎない
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湖の見知らぬ男(2013年製作の映画)

-

人生史上ベスト3に残るくらいの衝撃の映画だった。傑作だと思うが個人的には2度と見たくない。それくらい感覚を揺さぶられた90分。

ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

4.2

Now December
Found the love that we shared in September

“愛”に関する上質な作品でした。