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ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉のikarushのレビュー・感想・評価

3.6
5月下旬の当作品封切前にRTTT、さらには当作品は間を1週間空けての2回鑑賞しての評価になります。

個人的には、なんとも評価しがたい作品だなぁというのが第一印象。

初回の鑑賞(確か5/27の月曜)時に感じたのは「RTTTと違い、絵のスムーズ感が流石映画だな」という事と「メロディある音楽をわざと流さない事で、目の前に見せているアニメーションや事象そのものに集中させたいのかな」って事でした。
アニメ「ぼっち・ざ・ろっく」で取られているキャラ絵をぶっ壊した演出などもされていて、RTTTとは全く違う雰囲気。
それでいて「ウマ娘というのは、走る事それ自体が生きる目的」のようなメッセージ性を強く打ち出し、ライバルたちと切磋琢磨する様子が描かれています。

とは言え、この辺りの事は「ウマ娘」としての大前提。

イベントキャラなどを合わせ100を超えるだろうウマ娘達を様々なシーンに散りばめ、何回も見る事で「あ!このシーンにあのウマ娘が!」的な小技を盛り込んだりなど、自分の推しウマ娘を探す楽しみなどはありますが、映画そのもののストーリーやキャラ同士の掛け合い以上に何かあるというものでも無いのかなと。

そりゃもちろん競馬の歴史を知り、各世代の競走馬の生きざま、ウマ娘としての様子、他のウマ娘との関係性など、多くの事柄を知っていればより楽しめるのかもしれませんが、そこまで造詣を窘めないと愉しむことが出来ないという事であればやはり評価は難しいでしょう。

今回2回見て感じたのは、「それほど面白い映画ではないな」という評価でした。
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