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スーパーの女のnanaのレビュー・感想・評価

スーパーの女(1996年製作の映画)
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スーパーマーケット大好き主婦が、幼馴染が経営する閑古鳥が鳴いているスーパーを立て直していくサクセスストーリー。
『タンポポ』は宮本信子演じる主婦を周りの男たちが支えていく物語でしたが、今回はその立場が逆になっています。

どの時代でも定期的に問題になる、食品偽装問題。
この映画が公開されたあとは、スーパーに行く客たちの目がかなり肥えてしまったのではないでしょうか。
自分も食品コーナーを見に行くのが楽しみになりました。

派手なことをしなくても、誠実にまじめにやっていればお客さんはついてきてくれる。
決して社内で上の立場にはいない人の、ほんの少しのアイデアが成功に導くことがある。
外で働いてくる旦那だけが凄いんじゃないぞという、主婦、またはパートさん礼讃映画にもなっています。

主人公たちのスーパーが「正直屋」で、敵対するスーパーが「安売り大魔王」という分かりやすさが笑える。
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