SoEun

Exhuma(英題)のSoEunのレビュー・感想・評価

Exhuma(英題)(2022年製作の映画)
4.8
『全てよくわかるだろう… 墓ひとつ誤り触れるとどうなるか』
土でみる風水師 ーチェミンシク
怨魂を慰める巫女 ーキムゴウン
礼を備える(整える)葬儀師 ーユヘジン
経を誦 する巫女 ーイドヒョン

浄い素朴さと逞しさがみえるキムゴウン 
テサルグッ『大煞(殺)巫祭 대살굿』 シーンは鳥肌が止まらない 薄気味悪いのに美しい ロングヘアも麗しく覇気が漂っていた 
イドヒョンは他主演3人と同等といえる素晴らしい演技派のひとりだと感じる 上手な日本語にも驚いた
チェミンシクとユヘジンは安定した魅せる演技

後半の意外性と土地についての秘密は複雑に感じたが、また何度か観たい作品
暗めの演出の中に、拾いきれなかった細かな秘密が多々あるよう。

他… 病院での巫女3女のシーン 同時に現れるチェミンシク


「狐(きつね)が虎(韓国では朝鮮半島が虎の形であり東側の長い山脈が虎の脊柱になり、韓国の魂といわれている)の腰を折った」

『パミョ(破墓)』とは、棺や遺体を取り出すために墓を掘ること、改葬したり火葬したりするために、従来作った墓を「破」することを意味する。 実際に묫바람ミョッバラム(墓場を間違えて子孫に不運が迫ること)が起きたと思われる際、移葬をする際も破墓を行うことがある。

『テサルグッ』とは、韓国の伝統的な民俗儀式の一つ。個人や集団、地域社会の大小の災難、病気、不幸のような否定的な状況時、それを解決しようとする願いとともに家の平安と健康、繁栄を祈りながら進行される儀式。


俳優イドヒョンの初の商業映画出演作
キムゴウンの演技に本物の巫女ではないか、と国民の間で話題に
全羅南道潭陽郡加沙文学面 約500年推定の慶尚里ケヤキの大木
韓国公開2024.2.22
´破墓´(R15+)
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