1985年にアメリカの超有名ミュージシャンが40名ほど集まって制作した名曲、We are the worldのドキュメンタリー。
なぜ今頃までしまっといたのか分からないけど、鬼籍に入ってしまった人もたくさん見られて良かった!
当時はみんなで集まって楽しそうだな~くらいしか思わなかったけど、AMWの夜中に集まって朝までに録音したとは!!
しかもエゴの強いミュージシャンばっかりで、急にスワヒリ語を入れたいと言うスティービーワンダーとか、スワヒリ語なんか知らないって帰っちゃう人とか、小さい頃から知ってるからと当時のキング、マイケルに注意するスモーキーロビンソンとか、面白エピソードがいっぱい。
すげーハスキーと思ってたブルース・スプリングスティーンは、その日フィリーでのコンサートから雪の中駆けつけて、朝までシャウトなんてすごい喉力!
シーラEを餌にプリンスを呼ぼうとしたけど、来ないから代役のヒューイ・ルイスはいい仕事してましたね~ 商業ロックのスティーブペリーは相変わらずソツがなく。
もっと器用なのは、マイケルの蛇やスティービーワンダーのワガママにも負けず、AMWでは司会をしながら6つも賞をとり、We are the worldではオーガナイザー的な役割で、チキンを食べるのも誰よりうまいライオネル・リッチー!久しぶりに見たら顔がパンパンでHELLOのMVに出てきた粘土像みたいだったけど、偉いよライオネル!
みんながワイワイしてる中で居心地が悪そうなボブ・ディランを笑わせるスティービーワンダー、自分も見えないのにレイ・チャールズをトイレに連れて行こうと言うスティービーワンダー、きっと君なら車を運転してクインシージョーンズを自宅に送ってくれたに違いない。
アドリブで突然コラボが始まったバナナボートや、みんなに送る音源のために歌ったマイケルの歌が尊い。
しかもネットじゃなくてカセットで郵送したんだね!
この頃はDo they know it 's Christmas?とかライブエイドとか流行ったけど、今はどうなん?と思ったら、このチャリティーでまだお金が集まり続けてると聞いて、少しいい気分になりました。