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ポップスが最高に輝いた夜のshinefilmのレビュー・感想・評価

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)
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小学校の時に授業でMV見た時はマイケルくらいしか知らず、あの高い声の女の人(シンディ・ローパー)可愛い!くらいにしか思ってなかったけど、5年くらい前からちゃんと昔の洋楽などを改めて聴き始めて、殆どの出演者を知ってる今観ると最高に楽しい。プリンスの穴埋めパートがヒューイ・ルイスに決まっていつもは陽気なロッカーって感じだけど流石に緊張して笑いながらも震えてる感じとか、当時絶頂期のスプリングスティーン の後にどう歌えば?と焦るケニー・ロギンスとか、その流れから一発でキメるスティーヴ・ペリー、ダリル・ホールがカッコよすぎ。今も語り継がれるポジティブ・スター達に囲まれたディランの佇まいと自信喪失に寄り添うスティービーとクインシー。何とか乗り切って、みんな拍手と笑顔の中で、「ナイス、ディラン」とスプリングスティーンが声を掛けたっていうのがけっこうツボだった。休憩中?機材の調整中なのか、ちょっと空気が停滞した時に、レジェンド歌姫ダイアナ・ロスがダリル・ホールに「あの…あなたの大ファンなの。楽譜にサインくれないかしら?」と声を掛けて、そこからみんなでサイン交換会が始まったエピソードと、最後終わってみんな帰る中で一人だけ残ってダイアナがまだ終わりたくないって泣いてた話もキュンってくる。ウィリー・ネルソンとディオンヌ・ワーウィックとティナ・ターナーも参加してたんだなぁ。そして楽曲に対しての不満の声などを引き受け、支えるMJの美しさと、ライオネル・リッチーの献身力たるや(個人的に今まであまり好きじゃなかった、すまん)まとめあげたクインシーにも本当、お疲れ様でしたと言いたい。
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