シリーズ10作目。前作はいまいちでしたが、盛り返してる！
冒頭で、シリーズ最高傑作との誉が高い「メガMAX」の金庫をぶん回す名シーンが再現されて「懐かしい！」と思ったら、この場面で死んだ悪役に息子がいたという裏設定があり、その息子がドムたちに復讐するというストーリーになっている。よくそういう後出し設定を考えるよなぁ（前作の「ドムに弟がいた」という話よりはましですが）。
それにしても、ジェイソン・モモア演じる敵がまぁなんと強いこと。ファミリーがことごとく彼にやられるんだものな。本作の長所は、主人公が無茶苦茶強い敵の挑戦を受けるという話型のシンプルさですね。
もちろんカーアクションはアホみたいに派手で、クライマックスではヘリコプターを牽引してぶん回していて、ここにも「メガMAX」のオマージュがあって、最高でした。
中途半端なところで話が終わって「続くんかい！」というストレスがありましたが、シリーズ完結編となるらしい次作では、ドウェイン・ジョンソンや（死んだ筈の）ガル・ガドットまで復帰するよう。もう好きにしてください。楽しみにしてますから。
