バニラ

サンザシの樹の下でのバニラのネタバレレビュー・内容・結末

サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

町の高校に通う女子高生ジンチュウは、毛沢東主導の国策で農村学習に派遣される。
住み込み先の家で地質調査隊の明るく誠実な青年スンと出会い、2人は次第に惹かれ合う。
悲しい物語だった。
2人の恋愛には文化大革命をむかえた中国の厳しさがあって、毎年赤い花を咲かせる英雄の樹サンザシの言われも悲しい。
ネタバレ。

川を挟んで別れを惜しむような抱き合うポーズが印象に残る。
スンが命尽きる病床で涙を流すシーンが凄かった。
最期まで病気を隠したスンの相手を思う気持ちこそ純愛なのかも、厳しすぎた。
素晴らしい作品だと思う。
幻想だとしても幸せな二人が見たかった。
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