サンザシの樹の下でのNoveのレビュー・感想・評価

文化大革命下での農村学習で出逢った二人。
チョウ・ドンユイの映画デビュー作でもある事実に基づいた純愛物語。
まだ幼い素朴な少女が、母親の教えをしっかりと守って働く傍ら、淡い恋心を抱いていく。
しかしこの時代、二人の恋愛を公にはできない。
美しくも切ない気持ちのヒロインを演じたチョウ・ドンユイは、デビュー作から俳優として天性の才能を存分に発揮し、厳しい時代背景でも眩しい魅力を放っている。
サンザシの花は、彼女の気持ちで色づく。
こんなにも綺麗な花を咲かせられる人はいない。