Eamon

サンザシの樹の下でのEamonのレビュー・感想・評価

サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)
4.6

月一ゴローのコーナーで大絶賛されていて
とっても気になって観ました。

国関係なく、時代もののラブストーリーはすごく好きで、この映画も例外でなく、公の場での男女の関わりに敏感で、さらに身分の差がきっちりと区別されていた時代でした。

「ラブストーリーなのに、キスシーンがない」という、稲垣さんの言葉どおり、映画の中でキスシーンが出てくることはありませんでした。

スキンシップをしないのに、そこらへんのゴテゴテのラブストーリーよりよっぽど純愛を感じられるラブストーリーです。

何と言っても、2人で川を渡るシーン。
最初は枝越しに手を繋ぐ2人の手が
次第に近づいて、とうとう手を握る…

あのシーンは本当に胸キュン専用のホルモンか何かがどっぷり溢れたような心境でした(笑)

美しい。
この一言に尽きます。

人を愛することがこんなにも美しいと感じた映画は初めてかもしれません。

自分に限らず、今の時代に生きるわたしたちにはきっと体現できない愛の形です。
Eamon

Eamon