【誰しもが持つ何らかの欲】
イギリスによる植民地支配の終焉が近づいた1980年代の香港。海外でビジネスに失敗し、身ひとつで香港にやってきた野心家のチン・ヤッインは、悪質な違法取引を通じて香港に足場を築く。チンは80年代株式市場ブームの波に乗り、無一文から資産100億ドルの嘉文世紀グループを立ち上げ、一躍時代の寵児となる。そんなチンの陰謀に狙いを定めた汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユンは、15年間の時間をかけ、粘り強くチンの捜査を進めていた。
インファナル・アフェア大好きマンとしては大歓喜のトニー・レオン×アンディ・ラウの約20年ぶりの共演‼️
ですが!
脇役もかなり良かったんじゃないでしょうか!
カーマンの株価が大暴落する時の雰囲気や、インサイダーの相談をする時の揉め方などリアリティがあって見応えがあった。
チンの強欲に注目が行きがちだが、15年もの時間をかけてチンに執着するラウも等しく天秤にかけられているのである。
人は人を裁けない。