最初めっちゃ寸止めじゃない？！
これは、ギャグ？ミステリー？ファンタジー？
多感な時期に濱マイクに感化されUAとか聴きまくってたわたしにとって「この人たちってまだあの世界観ヤってんだ。ヤってていいんだ。」という懐かしさと安心感をくれる作品でした。
箱男になって尚煩悩を捨てきれない「わたし」と、箱男を拒絶していたが箱を被ってすぐ本物の箱男になれた贋医者。二人のバトル。
妄想か現実か、行ったり来たりのストーリー。
幼き頃授業で読んだ「棒」みたいな話だなって思いながら観てたら作者同じ人だったのねー。名前も知らない、作品の一部分しか知らないのに私の中にこんなにも大きな存在感を残すなんて、安部公房すごい。
公式HPを見てみると、なんと、27年前に一度製作が頓挫している。27年越しの作品であると。
女性の髪に「丸くなっている。雨かな」と言い、毛先を口に含む軍医のシーンは白髪の佐藤浩市でないと絶対にダメ。このシーン見れただけでわたしはこの映画を見て本当に良かったなと思った！！ので、27年前じゃなく今の完成でよかったよほんとにー。
あー、あと、隣のおじさんの香水が絶妙に良い香りで空調に乗ってウッディ香ってきて途中何度かトビかけた〜
