chaooon

本物のオッペンハイマーのchaooonのレビュー・感想・評価

本物のオッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.0
「我は死なり、世界の破壊者なり」

『オッペンハイマー』の予習として鑑賞👀
イギリス製作のドキュメンタリー🎥

ドイツのユダヤ系移民としての生まれ、大学で物理学を学び、マンハッタン計画の責任者となる一連の流れ、そして原爆投下後の広島・長崎の姿まで44分でサラッと予習するのには手軽で良いかも。
アマプラ無料で観れちゃうというのもありがたい。

ただ、自動翻訳システムでとりあえず付けときましたみたいな字幕があまりに酷すぎて、内容に集中できないのでオススメしないやつ🤣
翻訳の精度もだし、改行位置とか、実際の発語に全然タイミングも表示時間も見合って無さ過ぎ🤪

前日に詰め込み予習のため、何本かNHKやNetflixのドキュメンタリーを観て、これも短いし観とくかぐらいで観たので、新しい発見も特になかった😇
もはやどれがどれか内容がごっちゃになってるのもあるけど。

オッペンハイマーが原爆完成にこだわった理由の一つとして、ナチスドイツによるユダヤ人迫害があって、同胞を苦しめるナチスを殲滅させたいという想いがあったことが事前に知っておいてよかったと思えたこと。

予習として下記を鑑賞
①NHK『映像の世紀バタフライエフェクト マンハッタン計画 オッペンハイマーの栄光と罪』
②NHK『フランケンシュタインの誘惑 原爆誕生 科学者たちの“罪と罰”』
③Netflix『アインシュタインと原爆』
④Netflix『ターニング・ポイント:核兵器と冷戦 E1:巨大な太陽の出現』

皆様①は観てると思うので割愛しますが、個人的に②がマンハッタン計画に関わった科学者の細かな紹介だったり計画に呼ばれた経緯、ウランとプルトニウムの性質の違いによる爆弾の構造の違いが分かりやすく説明されていて個人的な知的好奇心が存分に満たされて1番好みのドキュメンタリーだった。
それと原爆投下後のオッペンハイマーの描き方が①は贖罪とか悔恨の部分を強めて描いているのに対して、②はタイトルの通り罪と罰の部分を追及していて、同じNHKが作ったドキュメンタリーなのに角度が異なっていて比較して観るのも深みが増して興味深かった。
作られた時期とか、番組自体のコンセプトの違いだろうけど。

④はオッペンハイマーのみに止まらず当時の社会情勢とか、政治的な動き、原爆から冷戦に入っていく流れが歴史が苦手な私としては俯瞰して全体を理解できたので、一番勉強になった。
一旦Netflix解約しちゃったけど、また今度再開したら1話だけじゃなくてシリーズ全部観たいと思ったわ🥺
chaooon

chaooon