ピョン吉

キングオージャーVSキョウリュウジャーのピョン吉のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 「王様戦隊キングオージャーVSキョウリュウジャー」。
 獣電戦隊キョウリュウジャーは、10年前のスーパー戦隊。

 キングオージャーのテレビドラマ本編に、キョウリュウジャーの主人公も「キング」と呼ばれていることから、キングつながりということで登場。

 その割に、本編では、キングのブレイブを引き継いだプリンスというのが登場していて、主役だった桐生ダイゴ(竜星涼)さんは出てこなくて不満でした。声だけのみ。
 そういった不満や謎が、この映画で明らかになる仕組み。

 同じくドラマ本編では声だけの出演だった空蝉丸も登場。というか空蝉丸がこの映画の主役っぽいです。

 なぜか、ギラが本当に暴虐の魔王、宇蟲王になっていて、宇宙全体が荒廃しまっています。
 それをキョウリュウジャーとキングオージャーのメンバーが食い止めるというストーリー。
 この作品は、どちらかというとかなりキョウリュウジャー寄り。
 リタの宝塚バージョンは笑ったけど、キングオージャーの場面があんまり魅力的でないのが残念でした。
 自分的には、キョウリュウジャーの同窓会のように懐かしくてうれしかったけど、キングオージャーを楽しみにしてきた人にはうれしいのかな。ちょっと疑問。

 以前は、10年前に戦隊をやったメンバーによって、10年ぶりにスーパー戦隊が蘇るという、「10YearsAFTER」という作品があったけど、それがVSの形で蘇った感じ。

 ですができれば、ハリケンジャーやデカレンジャーのように、単独でキョウリュウジャーの物語をやってほしかったです。20周年作品はぜひ、単独で行って欲しいですね。

 というわけで、今回は、キングオージャーの映画と思ったら、どちらかといえば、ドンブラザーズとキョウリュウジャー寄りの作品になっていたというお話でした。
 キングオージャーだけの熱いオリジナルストーリーの映画が観てみたいです。
ピョン吉

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