ユージーン

アビゲイルのユージーンのネタバレレビュー・内容・結末

アビゲイル(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

▲物語の本筋とはまったく違う感想です

予告を観ての鑑賞だったので、ある程度物語のベースは掌握しながら、むしろスプラッター目当てで今作を楽しみにしてました。

結果、個人的に求め描いていたスプラッターとは違って少し意気消沈。

今作『吸血鬼』が登場するということで、新鮮な血液のまっかっかな血しぶき血溜まりバッシャー!かと期待してたら、腐り澱んだなんの栄養も含まない老廃物マシマシの黒い静脈血と死んだ肉しか飛び散らなくてとても残念。

どういう生態なの?生き血を吸うんでないの?
これはTWDの血糊では?と思うばかり。

少女がバレエをしながら次々と襲いかかるという構図がめちゃくちゃお上品なスリラーに感じてた分、『吸血鬼』ということでお上品なスプラッター作品を拝めるのかなって期待してしまった。

「見た目に騙されただろう?我輩は数世紀も生きてきた吸血鬼なのだワハハハ……」
って不遜な態度取ってたのに、たった数分前に吸血鬼と化した男性に勝てない姿をとても哀れに思ってしまった。

もし、ほかにお上品なスプラッター作品があれば教えてください。

あとあれほどの屍体プールがあって誰一人として異臭に気づかないんだから、あの居館の防臭設備はなかなかのものだと思う。