一人旅

ミンクの手ざわりの一人旅のレビュー・感想・評価

ミンクの手ざわり(1962年製作の映画)
4.0
デルバート・マン監督作。

お金持ちの紳士と田舎育ちの美女の恋の行方を描いたコメディ。

2019年5月に逝去したドリス・デイがケイリー・グラントとコンビを組んだ作品で、田舎から都会に出てきたヒロイン:キャシーが、道端でのハプニングをきっかけにお金持ちでハンサムな紳士:フィリップに出逢い一目惚れするが、結婚をまるで意識していないフィリップの正直過ぎる言動に翻弄されてしまい―というストーリーの軽快なロマコメとなっています。

フィリップからの正式なプロポーズを期待して待ち続けるキャシーと、彼女を二人だけのバミューダ旅行に誘うものの結婚の意思をまるで示さないフィリップ―という、男女の噛み合わない恋愛模様を楽しむコメディで、その気のない男をその気にさせたい女の奮闘を軽快なタッチで描いています。また、サブキャラとして登場するフィリップの仕事仲間(お笑い担当)に降りかかる誤解が生んだハプニングの数々がユーモラスな味付けとなっています。

W主演となったケイリー・グラント&ドリス・デイの息の合ったコンビ芸が素晴らしいですし、ロマコメらしい幸せな結末が心地いい余韻を残しています。
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