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彼女と僕のいた場所の一人旅のレビュー・感想・評価

彼女と僕のいた場所(1995年製作の映画)
4.0
ノア・バームバック監督作。

『イカとクジラ』(2005)、『フランシス・ハ』(2012)の俊英:ノア・バームバックが弱冠24歳の時に脚本を兼ねて撮り上げた長編監督デビュー作で、大学を卒業したばかりの若者たちの日常を描きます。

大学を卒業し、定職にも就かないまま仲間同士で気ままに過ごしている若者たちの日常を描いた青春群像ドラマで、チェコに留学に旅立ってしまった恋人のことが忘れられない青年を中心にして、彼と彼を取り巻く同世代の若者たちの恋と仕事と将来等の悩みが群像的に語られていきます。

大学の延長線上に佇む“学生以上社会人未満”の微妙な時期にいる若者たちの悲喜こもごもの日常を描いて、現代のアメリカを生きる若者たちの等身大の想いを切実&ユーモラスに浮かび上がらせた青春群像劇で、ジョシュ・ハミルトン、オリヴィア・ダボ、エリック・ストルツ、カーラ・ブオノらいずれも若手の俳優たちが個性豊かに共演しています。

蛇足)
商品棚がマニアックに分類されたレンタルビデオ店に入り浸りたい…。
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