記録
ボロクソに言うつもりだったけど、意外とアリ…?ただ、たまにめちゃくちゃイライラする瞬間がある。
全体的に凡々な感じではあるけど、勢いはあった。映像表現に関しては、良い悪いは置いておいて非常に現代性を帯びたものだったといえる。この映像はゲームを観ているような感覚になる、好みは分かれそう。
劇中で登場人物の作品の拙さを肯定するため、この映画の拙さすらも作品に包含されてしまい、その拙さがもはや今作の味にまでなっている。このメタ的な表現はちょっとズルいなぁと思う、我々はおそらく無意識のうちにこの映画が持つ拙さを肯定してしまう。
創作を主題にしたアニメ映画だとやっぱり『映画大好きポンポさん』が強すぎるなぁ、それに比べるとやや表層的かとも思ってしまう。しかし、モノづくりの苦しみもしっかりと描かれている。
創作活動から逃げてきている人生なので、俺には何にも言えることがない。他人に評価される怖さに直面して初めて、語りうるものがあるだろう。俺はこのまま逃げ続ける人生なんですよ、えぇ。
創る人がいて、受け取る人がいる。そんな当たり前だけど忘れがちなことを思い出させてくれる。
2024,166本目(劇場59本目)6/15 TOHOシネマズなんば