とても面白かったです。
あのシャマランの娘さんであるイシャナ・M・シャマランの初監督作品ということでかなりハードルが高くなってしまう作品でしたが、私は十分満足できる映画でした。
内容はシャマラン監督独特の路線をパニック・ホラーというジャンルでイマドキ風に娘のイシャナ監督が落とし込んだという印象です。
これは決して悪い印象ではなく、シャマランのとっつきにくさもある面を自然に引き継ぎながらもシンプルなエンタメ映画として観れる面白さがあったということで、妙な斬新さすら感じる魅力があったところがとても良かったです。
ただシャマラン路線をシンプルなエンタメ化する難しさは明確に出ていて、ちゃんと回収されずに「?」なままで終わる展開や設定を私はたくさん感じてしまいました。
ここを見過ごせるかどうかの評価割れは従来のシャマラン映画以上だと思います。
とはいえシャマラン節の新しいレールを引く存在として、今後のイシャナ監督の作品も楽しみにしたいなと思いました。