kyosuke

凶気の桜のkyosukeのレビュー・感想・評価

凶気の桜(2002年製作の映画)
4.0
良い。プロレスそんな分からんから、どいう引用なのか分からんけど(アメリカならマッチョ白人男性的な政治イメージあるけれども)。
すごくギクシャクした映画だった。思想も反米なのか親米なのかも分からんし、でも窪塚洋介の態度はすごく素敵だし。言葉に収まりきらない感情(結局トリガーになるのは仲間がやられたことだしね)がほとばしる。タランティーノ的なパチモンをガチでやるような面白さも、そこのフィーリングには合う。
調べてみると、窪塚洋介が『GO』出た後に自分の国籍について考えるようになって、ここにつながるらしい。それでナショナリストに走るの?とは思うけど…笑
でも納得したのは反米としての愛国って感覚で、決して日本マンセーなわけではなさそうだよねってところかな。当時のhip hopも愛国な感じあったらしいけど、でもhip-hop自体アメリカの文化じゃん、と思いきや、hip-hopの反白人男性性の思想はそのまま反米愛国につながるから、反米と親米はあるところでは共存するという。なるほどね。
映画音楽良かった。
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