グレアムの手紙

凶気の桜のグレアムの手紙のレビュー・感想・評価

凶気の桜(2002年製作の映画)
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エンドロール後まで含め完全にど名作。

日本には尊厳がない。だから尊厳を守る戦いもない。バビロンの毒がまわるのを防ごうと、尊厳にしがみついた奴も全員死んだ。日本がどうとかアメリカがどうとかは関係ない。時代が人間の尊厳を殺した。

渋谷で撮った「日本」が主語の映画。それは間違いない。ただし表面だけを見てちゃいけない。イデオロギー(意匠)を練磨しろ。

上に頼りすぎてはいけない。横(仲間)に頼りすぎてもいけない。生き様は自分で選ぶ。それがコスプレではない本当の尊厳。