【 広末涼子の演技は素晴らしいけど… 】
リンジー・ローハンの映画「フォーチュン・クッキー」や日本のドラマ「妻、小学生になる」とか母娘の入れ替わり的なシチュエーションは同じだけど、これらは多少コメディ要素もあったのとは異なり「秘密」はシリアスな題材で、トリッキーなシナリオ、かつ道徳的にもグレーな側面がある作品。
だから人によっては生理的にも、受け入れられないと思うし、個人的にも原作の東野の男性目線な筋書きや滝田の成人映画時代を思わせる広末や石田ゆり子への淫靡な演出はドラマにはやや過剰な要素という印象だった。
俳優はみんな良かった
広末涼子は完璧に演じていたと思う
大杉漣、金子賢は可哀想な役柄だった
園村隼は今と変わらない存在感だった
伊藤英明の軽薄な役柄もハマり役だった
小林薫、岸本加世子の夫婦も素敵だった
でも…
お母さん、なんでそんなことになるの?
と、いう印象を持った結末でした。
ちなみに劇伴が宇崎竜童
主題歌が竹内まりや(山下達郎編曲)
と、何気に贅沢。