非常に根本的には、実にチョ～普遍的な「青春もの」ってヤツですね。おフランス…と聞くと（私なんかも）ど～したって少し「身構える・一歩譲る」みたいな感じになってしまうのですが、そんなんがモ～馬鹿らしくなる位に「日本のクソ田舎とまるで同じだな！」とゆーか、寧ろちょっと「時が止まってる」感じ自体はアッチの方がやや高度かも…てな具合で大いに共感可能・かつ（半ば呆れて）笑い転げるコトが出来るって作品だと思いますね。シンプルに面白いと思うので是非。
とは言え、此処はおフランス…なので日本だったらちょっと出て来ない様なボケ（台詞）も其処彼処に見て取れるってコトはあります。「同意した？」なんてタイムリーなヤツとか（⇒コレももはや「世界共通事項」なんだなあ…と）、水道からワインが流れてきて「奇蹟だ…」と宣う神父とか、なんぞは不意討ちだとちょっと笑っちゃいますよね。でもまた同時に、コレもフランスって（ある面で）ネジ外れてる…と思うのが、日本の青春コメディよりはまたやっぱり（性的に）品が無くて＋タブーにもまだまだ寛容…というコトは感じられます。未成年が・（腐ったプラムで）酒を密造し・集団で酔っ払って乱痴気騒ぎ！＋オチは飲酒運転がキッカケ！な～んて、日本でやったら（＝未成年の役者で撮ったら）今どきたぶんクレームの嵐だと思われます。その意味では、結構下品なシーンを孕むコトも含めて、多少「観る人を選ぶ」作品なのかも知れない…という意識は（私自身も）持っておくべき・忘れずに居るべきなのだろーな…と（少しダケ）思ったりもしますかね。
