Yuki2Invy

谷ナオミ しびれるのYuki2Invyのレビュー・感想・評価

谷ナオミ しびれる(1978年製作の映画)
3.6
コレも「平成ロマン映画」レーベルのDVDで観たのですが、新東宝ビデオの1978年製作のこのタイトルの…と言いつつ、定かな情報は無いのですがどーも実際は六邦映画って昔の成人映画制作会社の1973年『いろ包丁』て作品の別バージョン…てコトみたいっす。んで、監督は姿良三…て出てくるケド、実際は小川欽也さんの別名義…てコトのよーで。この方、大蔵映画がピンク映画を撮り始めた頃から~ワリとつい最近までOP映画で監督・プロデューサーを務め続けてた…テンですから、何ちゅーかスゴい話!ですよね。。(⇒そーなって来るとモ~その時点で、腕に覚えが無い…なんてワケねーだろ!てなっちゃうのも致し方無いですよね。。)

で、今作も別に期待もせずに観てみると、やっぱ中々どーして結構に出来が好いのですわ。バージョン違いとしてタイトルがこ~んな感じに変更されているワケはスグに分っちゃうとゆーか、確かに全編谷ナオミさんの独壇場…みたいなコトではあるのです。がそれでも意外なマデにお話もチャンとしてる+筋も通ってますし、だからこそ一層ナオミさんのキャラ自体にもしっかりつくり込まれた感じも出てると思うのですよね。撮り方みたいな技術的なトコロとしても、ワリと結構色遣いの工夫が諸々と随所に施されていた様にも思えてて⇒それがナオミさんの白い餅肌を一層際立たせる…みたいな感じも在りました(+シンプルにナオミさんの衣装や髪型もかなりバリエーション付けて凝り抜いてた様にも思われててソコも眼福でしたよね)。

長くなってますがもう一つ、時期的なコトもあるのか、全体のつくりがまたワリと時代劇 or 任侠ものっぽい…とゆーか、音楽とか演技の感じとか、特にナオミさんの相手となる山本昌平さんは(堅気の板前って役なのですが)実物はモ~任侠さんにしか見えなかったりで(⇒それこそ私には成田三樹夫さんみたいに見えてましたケドも、その辺の質感も個人的には「馴染み」があって好みでしたよね)。一点ダケ、濡れ場自体は(コレも時期的な問題なのか)比較的マイルド&量も少なめ&昔のビデオだからかボカシもデカくて雑…で、その点は率直にややマイナスポイントかとも思いました、が結論、まずまずの掘り出し物に思えたのも間違いはねーので、足し引きしてこの点数としておきます。お暇なら是非。
Yuki2Invy

Yuki2Invy