ラブコメに近い作品だと思いますが、例えば「時間の飢餓」「現在至上主義」なんてワードが何とな～く台詞の中に配されているのは、ごく現代的・社会的なテーマ性を帯びている作品だと言えなくもないポイントかと思われました。で、落語にも『長短』なんてヤツがありますが、所謂「気が長い・短い」て相対する性格の登場人物が今作にも都合男女二組出てくるのですね。そもそも別に、そこでそのドッチがより適切か・優れているか、な～んてコトは本質的にはないのですし（⇒いくら忙しない現代だとゆーても）んでその『長短』とまた同じ様に、自分とは異なる方の属性を備える人と（色々な意味で）より仲良くなれるってコトもある…みたいな感じのお話かと思います。どっちにしろ、若者がちょっと迷ってて⇒でも何とな～く前に一歩踏み出しかけてる…的な正にその瞬間を捉えた短編かとも思われてまして、なのでコレ、個人的には結構好きな方のヤツっすね。ワリとオススメ。
