このレビューはネタバレを含みます
わずか14分のドキュメンタリーだけれども、少年2人の互いへの愛や信頼があって少し笑顔になって終わる作品だった。
双子の内 弟にだけ障害があり、大きくなってから他人と違う事に気付いたけれども弟と一緒に遊ぶのが好きで進んでそうしてくれるお兄ちゃんと、兄と一緒にいると安心する弟。
一緒に湖で遊んだり、カードで遊んだり、テントを張って2人でキャンプをしたり。
おやすみ、大好きだよ と兄に声を掛ける弟。
いやぁ、仲が良いって良いよね。
弟くんの障害がどの程度かは分からないのだけれど、恐らくよく知らない取材相手にも応対出来ている事から結構軽度な部類なんだと思う。意思疎通が出来ているから。
この場合は、変に年が離れていなくて良かったのかな？
兄は、支援学級に行っているから付きっ切りな訳じゃない と言うし、弟くんも ずっと一緒には居られない とちゃんと理解している。
兄弟の距離感としてとてもいい感じなんじゃないかなあ。男の子同士の兄弟の有り様が分からないけれど、お互いにお互いの事が大切で、兄弟の仲としてはそれで十分だし、それ以外の事を考えるには少し幼い。
成長を重ねるに連れて、きっと色々な悩みや思う事も増えるのだけろうけれど、"今この瞬間のふたり"としてはなかなか完璧な兄弟なんじゃないかなぁと思った。
親や兄弟の事が好き って凄く普通の事に思えるけれど、実は結構簡単には手に入らないものなんじゃないかなとも思う。この2人の次の夏も、冬も、仲が良いといいなぁと思った。
