娘を溺愛するマイホームパパの消防士。人柄も良いし気遣いもできる。だけど連続殺人鬼。なんと勿体ない。「人さえ殺さなければ良い人なんだけどねえ」と言われるタイプ。
そんな殺人鬼を捕まえようとコンサート会場で網を張る警察。口の軽すぎるスタッフのお陰で動き出す物語。理由付けの弱さやご都合主義な展開はあれど、シャマラン映画としては正攻法なサスペンス。ここがクライマックスかと思ってから、2回くらい山場が訪れるのも嬉しい。(プロファイラーのオバハンがクソの役にも立たなかったのは拍子抜け)
人気アーティスト役はシャマランの娘。父娘の話を父娘で作り上げる。そう考えると、映画の中で人を殺しまくってきたシャマラン自身の話とも取れる。