これはもう何かもう…一言でいうとエモい。
シャマランさま、たまらんですわ、っていうね。
父娘がやってきたライブ、何やら警備が物々しい…ってところまでは予告をチラ見して知ってたので、あとはもうこの主人公は何なのか、という興味で場を保たせるかと思いきや、いやどう考えても、ちょっとこれは…っていうね。
つまりこの映画、ヒッチコック流の無実の容疑者逃亡系のやつをぐるっとひねって、逆にストレートなサスペンスにしているという。
同じ趣向としてデンゼル・ワシントンの某作を思い出したが、こっちはもっとヘンテコ。
中盤ラストの展開で、冷静に考えると「いや、でもこの場はどうにかなったとしても、この先どうにもならんだろ…」のさらに先に展開があり、結局これはつまりまたシャマランバース的なやつが…?とワクワクさせてくれるシャマラン、好き。
登場人物がほぼ全員驚異のプロファイリング推理能力を発揮するところからして、今度はもしかして清涼院流水ばりの名探偵(名犯人)シェアードワールドが…?w
全編、娘の歌う曲を大フィーチャーする親バカっぷりも嫌いになれない。コンサートの会場はややショボいが楽曲もステージもいかにも、でなかなか。
ますます監督の作品から目が離せないぜ!