期待せず気楽に見たせいもあると思うけど私はそこそこ楽しめました。
内容の設定がアリーナのライブ会場ということもあって音響もだけど大画面で見た方が臨場感があって楽しめたので映画館で見てよかったです。
私は楽しめた派だから気にならなかったかけれど半分くらいライブプロモーションぽかったから、それが許容出来ないと見てて辛いかもしれない。
他の方のレビューを見て気づいたのですがアーティストのレディ・レイブン役がサレカ・シャマランってシャマラン監督の娘さんだったのね。
言われてみればインパクト大なあの大きな目がお父さんと同じだった。
最近は監督の娘の推し活ぶりが顕著すぎる印象ですが今作も娘とライブ会場に行く父親という内容なので父娘間の微妙に揺れ動く心理的な部分が強く表現されてたのも監督の娘に対する思いや心境とかが入っちゃってたのかもしれないよね。
肝心の話のメインであるブッチャーというサイコキラーの顔を持つパパが罠にかけられてライブ会場からの脱出を試みるんだけれど酷いことしてるし悪い人間なのに微妙にツッコミどころがあって憎めないのはなんなんだったんだろう頭は良いけど娘の前では普通に良いパパしてるからかなんか変な感覚で見ちゃった。
パパの脱出劇に感情移入すべきなのか逮捕されるのを望むのか見てて迷った。
ライブ会場外の展開のが面白かったし大どんでん返しとかではなかったけれどそこそこ意外な展開が続くのがよかった。
あるシーンの時だけど車の横にいる老婆がシックスセンスを彷彿とさせるような違和感があって気になったんだけど最後まで見ると…その老婆が誰なのか分かったり、細かく見ると伏線が張り巡らされていて最後に回収するというシャマラン監督のパターンは今回も散りばめられてました。
終わり方もいつものキャラ強推しパターンだったけど、そこがシャマランらしさなので、これはこれでいいんだと納得しちゃった。
なんだかんだ言いつつもシャマラン監督作品が好きなので甘めな評価になっちゃいましたが、そこそこ楽しめたので個人的には満足できました。