こばまさ

朽ちないサクラのこばまさのレビュー・感想・評価

朽ちないサクラ(2024年製作の映画)
3.5
GEO100円セールから、最後はコチラ。
『52へルツのクジラたち』と迷ってこっちを借りたけど、果たして結果は…
それでは、『市子』以来の杉咲花の演技に注目しながらいってみよう。


-たび重なるストーカー被害を受けていた愛知県平井市在住の女子大生が、神社の長男に殺害された。
女子大生からの被害届の受理を先延ばしにした警察が、その間に慰安旅行に行っていたことが地元新聞のスクープ記事で明らかになる。
県警広報広聴課の森口泉(杉咲花)は、親友の新聞記者・津村千佳が記事にしたと疑うが、身の潔白を証明しようとした千佳は一週間後に変死体で発見される。
後悔の念に突き動かされた泉は、捜査する立場にないにもかかわらず、千佳を殺した犯人を自らの手で捕まえることを誓うが-

“タイトル回収が秀逸”


原作が『狐狼の血』の柚月裕子先生という事で、かなりハードルが上がった状態からのスタート。
主演は杉咲花だけど、脇を固める2人のおじさん(安田顕と豊原功補)が素晴らしい!
このキャスティング、見事です。

問題は、杉咲花の演技…というか、クライマックスまでその存在感が薄い。
あえてそうしてるんだろうけど、なんか肩透かしと言うか、もっと主演として活かす方法はなかったのか。
その分、クライマックスでは「待ってました!」と言わんばかりにいいシーンや台詞回しがあるんだけど、もっと早くこの感じを堪能したかったと思ったのはワタシだけでしょうか。

無論、良い作品ではあったけど、ちょっとリアリティに欠ける?部分もあったし、絶賛とまではいかない内容でした。

4月公開の『片思い世界』も気になるところ。
こばまさ

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