すだち

燃えるドレスを紡いでのすだちのネタバレレビュー・内容・結末

燃えるドレスを紡いで(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

わかりやすい構成で観やすかった。ただ、ケニアを訪れたことにより、パリコレでの中里さんの表現にどのような変化があったのか、あまり具体的なことを示すと野暮ったくなってしまうからかもしれないけど、もう少し機微を映し出すような内容だったらよりよかったなぁと感じた。

感想としては

ものをつくる人がものの最後を知ろうとする その姿勢がとても大事だと感じました。

パリコレは旗を立てるような場所であって、いちデザイナーがこんなことを考えていますというメッセージを示す・問いをながかける場であるというのが印象に残った。

私が認識していたファッションの枠組みを遥かに超えて、アートの領域のように感じた。

パリコレなどファッションショーが終わった後の服はどうなっているのだろうかと気になった。

ゴミ山に子どもと鳥がいる図というのは昔からあって、それに対して、ここの人たちの暮らしはそうやって成り立っているのだからいきなりは変えられないよね、という言論はずっとあり、でも、それで状況って変わってきたのか?という問いも同時に浮かび上がってきて、この構図の捉え方をもっと増やしていきたいなと思った。
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