このレビューはネタバレを含みます
映画.comさんの招待にて、舞台挨拶付き試写会。
上映前に舞台挨拶があるも、皆さん言いたいことは山ほどあるけれど言えないとのこと。
この映画の原作タイトルは『嘘』
なんとなく『嘘』は『かくしごと』という言葉に比べて少しだけ悪意が含まれているように感じるのは私だけだろうか。
上映前に、息子役の中須くんが杏さんに「僕のお母さんになってくれてありがとう」とカーネーションの花束を贈呈していたが、なんとなく添えられた言葉のようでいて、映画を観終わってから思い返すと、とんでもなく重みのある言葉に感じた。
杏さんの母性溢れる演技は本物だと思うし、台本を渡されず監督の指導だけで演技したという中須くんも素晴らしかった。
認知症がすすむ父役の奥田瑛二さんは、今までのイメージを消しての熱演だったし、医師役の酒向さんも自然な信州人の感じでとても良かった。
シティーハンターの槇村とは真逆の安藤政信さん、こちらもハマっていた。
愛のあるかくしごと。
これを罪とは言わないでほしい。
と、思った。