このレビューはネタバレを含みます
自宅で。
2024年のアメリカの作品。
監督は「マルリナの明日/殺人者マルリナ」のモーリー・スリヤ。
あらすじ
特殊部隊員のパーカー(ジェシカ・アルバ「キラーズ・セッション」)は父の急死の知らせを受けて、故郷クリエイションに帰省するが、そこで町の暗部に踏み入れ、凶悪な犯罪組織と対立することになる…。
Netflixにて面白そうだったので事前になんの情報も入れずに鑑賞したんだけど…これがいけなかった!
いやぁ…つまんねー笑。
お話はあらすじの通り、特殊部隊の一員の戦うヒロインが故郷の町で大暴れするという、なんかロック様主演の「ワイルド・タウン/英雄伝説」みたいな内容。
そして、そんな戦うヒロイン、パーカーを演じるのは主演作では久しぶりにお目にかかるジェシカ・アルバ。最近の作品で1番記憶に新しいのは「メカニック ワールドミッション」のヒロイン役であの時はまだ若さが保たれていたけど、今作だと遠目はあの頃の可愛さがあるものの、寄りの絵だと口元の皺が…。やはり海外女優もよる年並みには勝てないのか…。
で、序盤は最愛の父の死の知らせを受けて故郷クリエイションに帰ってきたアルバ演じるパーカーが町に隠された秘密を知り、次第にその闇と対立していくみたいな感じでお話が進んでいくんだけど…うーん、もうなんかこっからして既視感がすごい上に肝心のアクションが少ない。
しかも、そのアクションも見応えがあるかと言えば、アルバさんもめちゃくちゃ殺陣を練習したんだろうなぁ…とは思うもののそこまで機敏というわけでもなく見応えがある…わけでもない。
で、そっから中盤にかけては結構なダラダラ展開していって、その中で裏で政府から横流しした兵器を売り捌く悪事を働くスワン一家ってのと対立していく感じになるんだけど、せっかく古い友だちのマイク(ガブリエル・マッソ「陪審員2番」)が秘密の地下室でお母さんと一緒に医療用大麻を育てていたり、行きつけのバーのマスターやお父さんの親友のおじいちゃんも多数の武器を格納していたりと、実はそれぞれ隠された一面があって、そこに特殊部隊の同僚の頼れる相棒スパイダー(トーン・ベル「ザ・ユナイテッド・ステイツvsビリー・ホリデイ」)も加わり、とりあえずの武器アイテムと仲間も合流!!となれば、とりあえずそれまではつまらなくてもここからは大丈夫だろう!と思って観続けると…まぁこれがこれ以降も全然面白くならない不思議。
まずアクションも暗闇や砂煙に塗れたシーンが多くて、アクションも上記で書いた凡庸アクションの延長線上の域を出ないし(マチェーテアクションも素振りしていた割にはパッとしないし、お父さんの形見のナイフどこいったん?)あと何より出てくる男たちが敵も味方もみんな髭面の逞しい男たちばっかなので、あれ?マイクって裏切ったの??と思ったら敵の下っ端だったり、1番憎き相手だったスワン兄弟の弟エルヴィス(ジェイク・ウィアリーブリーディング・ラブ はじまりの旅」)がいつ死んだかもわかんないしでなんか観てて非常に混乱してくる。
パーカーといい仲だったのに、実は裏では悪事に加担していた保安官ジェシー(マーク・ウェバー「アンキャニー 不気味の谷」)の散り際も地味というかなんというか…。
うーん。なんかジェシカ・アルバ老けてたなぁ…という感想しかないというか…。まぁとにかく見応えがない作品でした。