実話ベースでありながら、それを忘れるほど一癖ある登場人物たちが魅力的でぐんぐん物語に引き込まれる!
ラストは感動とともに、体外受精の確立に貢献したすべての科学者、医療従事者、心身の痛みに耐えて研究に協力した女性たちへの尊敬の念に堪えませんでした。
メインは3人の人物。
主人公のジーンは看護師で、芯があって真面目なしごでき女子。一見無愛想なのに、実は情に熱くて、笑うとかわいい。
そしてユーモアにあふれ、体外受精の研究に打ち込む生物学者のロブ博士。
定年も見えかけてきたベテラン産婦人科医のパトリックは、少し気難しいけど先進的で公平。個人的に一番好き!笑
3人の間に余計な恋愛感情がはさまることなく、信頼で結ばれていることが会話から垣間見えるのもこの作品の好きなポイントでした。
話の本筋ではないけど60〜70年代の女性のファッションも楽しい。
海辺のシーンがキッチュで最高だったなあ。