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クワイエット・プレイス:DAY 1のTBearのレビュー・感想・評価

3.9
2024年16本目。

終わりのはじまり。静寂に包まれた終末の世界で、思い出の場所へ。

ホスピスで暮らす病を患ったサミラは、介助猫を抱いてある日街に出掛ける。街に出掛けたその日。奴らが襲来したのだった。

クワイエット・プレイスシリーズのオリジン。この日、世界はすべて変わった。音に反応する化け物たちの降り立ったこの世界で生き残るためには、音を立ててはならない。

音を立ててしまった人間は、次々と奴らに捕食されていく。

常に命の危険と隣り合わせの状況で、サミラは家族との思い出の場所を目指す。一変してしまった世界で、サミラは生き残って目的を果たすことが出来るのか。

クワイエット・プレイスシリーズは劇場鑑賞推奨。劇中の登場人物が音を立てないように必死になっているので、観ている側も音を立ててはいけないのではないかという錯覚に陥ります笑

今作の主人公サミラは毎日薬の服用が必要な重病患者。そして予想外の動きをする猫連れ。音を立てずに生活するのが難しい状況が最初から作られています。

いつも通りの日常を誰もが送っているある日、突然それはやって来た。予兆も宇宙から無くやって来た奴ら。そして否応無しに何が起きたのか思い知らされる人類。

息をするのも忘れるくらいスクリーンに釘付けになります。
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