“バタンガ!”
»あるアラフォーの商社マンは米国モンタナ州にある牧場を和牛で経営再建するために現地に向かうが、同行者は入院するはめになり、東京の常識は通じずに行き詰まる。
あの井浦新の米国進出作品とのことでしたが、その監督は山田洋次組経験者であり、なるほどな和メリカンって感じの余韻でしたね。
で、展開は海外出張あるあるを織り込み、現地人との信頼がポイントになる王道で…自信過剰な新人みたいに机上の論理で突っ走るアラフォーって居るのかと、まずはツッコミたくはなりますがw
そう、異国の地での紆余曲折や葛藤で自分を見つめなおす流れは和風で、終盤は足早でヌルく都合良すぎの着地ですが…エンドロール中の映像を見てたら、ある意味で井浦新版『PERFECT DAYS』だよなぁとニンマリ。
にしても、やはりモンタナの大自然ですね…野暮ったいツッコミ無用って気分にさせられちまいました。
なお、俳優陣では、やはり井浦新…モンタナでもきっちり井浦新でした。
ゴヤ・ロブレス…いい仕事してるんです。
藤谷文子…映画では久しぶりに見た感じで、脚本もこなすあたりは流石。
さらには、いい味出しまくる國村隼に、ロビン・ワイガートらのサポートも良き。