たむたむ

スパイダー/増殖のたむたむのレビュー・感想・評価

スパイダー/増殖(2023年製作の映画)
3.5
【1500作め】忘れてた(๑˃̵ᴗ˂̵)笑

第35回シッチェス・ファンタスティック映画祭で審査員賞に輝いた、セバスチャン・ヴァニセック監督デビュー作となるフランス産パニックホラー。同国ホラー映画として、過去20年間で初めて初登場第1位を記録した作品。

スニーカーの転売で生計を立てる、エキゾチックアニマル蒐集家の青年カレブ。ある日、入手した珍種の毒グモが部屋から脱走。閉鎖されたアパート内で住人たちを襲い、異常な増大を続ける毒グモによる恐怖を描く。

観終わった直後の率直な感想としては、「スコア3.5の典型」といった評価がしっくり来る、良くも悪くもオーソドックスなパニックスリラー、といったところ。思ったよりずっとグロゴア描写は控えめ(というより、殆ど映されない)だし、そこを期待すると物足りないかも。ただ、さすが本国フランスでスマッシュ・ヒットを飛ばしただけあり、万人受けする作品であることは間違いなし。

潰せば無数の子グモが散らばり、放置すれば襲った獲物を温床に増殖を続け、攻撃すればどんどんデカくなり、あっという間にモンスター化。そして床から天井まで一面クモまみれ。数だけでなく大きさもヤバい!とゆーことで、これは蜘蛛が苦手な人はもちろん、ふだん苦手意識のない方も思わず身体がムズムズして来そうな悍ましさ。集合体恐怖症の私的には、小さいのが密集してる方がヤバいけど…

物語の舞台となった、ピカソ・アリーナなる実在する団地の造形が素晴らしかったなぁ♡
たむたむ

たむたむ