髙田由美

理由なき反抗の髙田由美のレビュー・感想・評価

理由なき反抗(1955年製作の映画)
3.6
あまりにも有名な本作を初鑑賞。
想像と全然違った。

ジェームズ・ディーンは思ったよりイケメンではなかった。確かに役はかっこ良かったが、身体もなんかムチムチだし見た目はそれほどでも…。
そして「理由なき反抗」というけど、理由あるし、ジェームズ・ディーンはたいして反抗していないし。実は不良少年でもなかった。めっちゃ包容力のある落ち着いた青年だった。
顔は噂ほどイケメンではないが行動イケメン。もはやヒーロー。この映画を観た後は、確かにジェームズ・ディーンはかっこいい!ってなる。
ただ、なんでこんなしっかりした好青年が前半はあんな甘えた阿呆ガキだったんだ?途中でキャラ変してないか?

思いっきり思春期の子の目で見た大人達が描かれている。大人になった今ならわかる。本当は大人達は皆そんなに勝手でもないし狡くもない。鈍感なわけでもない。でも10代の頃は親や先生がこんな風に見えていたな…というのを思い出した。
いやぁ青春。青いなぁ。

チキンレースの始まりのシーンがめちゃカッコいい。
あとジュディのお父さんのパジャマの上着INが気になって仕方がない。
髙田由美

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