BROOK

ルックバックのBROOKのレビュー・感想・評価

ルックバック(2024年製作の映画)
5.0
鑑賞日:2024年6月28日
パンフレット:1500円


私は、漫画を、描き続ける――!


原作既読。

「ファイアパンチ」「チェンソーマン」の藤本タツキ氏の同名短編漫画をアニメ映像化。
上映時間は58分と短いですが、、、
非常に濃密な作品に仕上がっていましたよ♪

1700円という鑑賞料金の均一がやや批判されているようだけど…
ま、この辺は議論の余地はあるのかもしれない。


映画は、藤野が4コマ漫画を必死に書いているシーンから始まります。

出来上がった「ファーストキス」というタイトルの4コマ漫画は学校新聞に掲載、クラスメイトたちからも絶賛され、有頂天の藤野は、つい5分で描けたと嘘をつく。

そんな中、不登校の京本の4コマ漫画を載せて欲しいと先生から言われ、
藤野は渋々了承するも、実際に彼女の漫画を見て、あまりの上手さに絶句。
さらにクラスメイトたちも比べると、藤野の画は普通だと話す。

それから、藤野はとにかく描くことに集中し、クラスメイトの女子とも遊ばなくなり…6年生に。
だが、6年生になっても、京本の画に追いつくことができないと悟った藤野は漫画を描くことをやめてしまう。

卒業証書を京本に届けることになった藤野は、彼女の部屋の前で4コマ漫画を描き、それがドアの隙間から入っていってしまう。

慌てて、家を出る藤野だったが、京本が飛び出してきて…藤野の漫画をベタ褒めし、サインが欲しいと頼む。


中学生になった藤野は京本とともに漫画制作に取り組み、ついには描き上げて、編集者に見せるのだった…。


あまり多くを書いてしまうと、ネタバレになるので、この辺りで…。


全体を通して、どのシーンもとにかくエモーショナルに描かれています♪
そこにharuka nakamuraさんの音楽も相まって、涙腺をグイグイ刺激してくるというか。。

笑えるシーンも多く、だが、終盤は一転シリアスな展開となり…
っと、もう言えない。
とにもかくにも、終盤の4コマ漫画とif世界は注目ですよー!

そういえば、藤野の部屋に「バタフライ・エフェクト」のポスターが貼ってあったのもある意味伏線だったのかなぁ…とも。
「フォレスト・ガンプ」っぽいポスターもあったけど、座っている人物が少女だったような…(曖昧)


とりあえず、作品のクオリティは傑作・絶賛の域に達していると思います。
原作を知らない方は是非知らないままで鑑賞してみてください。


原作既読組としましては…
映画はあのセリフが”修正前”のものとなっています。



そうそう、Amazonが製作に参加しているので、おそらくアマプラ限定配信になるのかなぁ…と。


追記…
haruka nakamuraさんの手がける音楽が耳から離れないので、
サントラを注文しました♪
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