このレビューはネタバレを含みます
素晴らしいに尽きる
言葉では表せないくらい作画も内容もサントラも、何から何まで最高でした。
まず、藤本タツキ先生の絵に声が付いて動いてることに感動…
チェンソーマンは作画がMAPPAだったしアニメーションも綺麗だったけど、ルックバックに関しては先生の絵柄がそのまま生かされていてすごく良かった。
照れてる顔、絶望感あふれる顔、思い悩んでる顔、セリフがなくても表情だけで全部伝わってくるのが本当に凄い
人って集中してるときは無意識に口が尖るな~ってこの映画で気づいた
絵を描くのが好きだったり、絵に興味がある人は共感だったり刺さる部分がけっこう出てくると思った。
絵はやっぱり描き続けないと上手くならない、とか
私は藤野ちゃんほど、ずっとずっと描き続ける自信は無いけど小中学生の自分も、暇さえあれば絵を描いて今よりもっと上手くなりたいって思いながら描いてた時もあったし、スケッチブックや漫画家が使うようなペンで絵を描くのに憧れてお小遣いで画材を揃えたり、仲良しだった美術部の子の家にお邪魔して放課後ひたすら絵を描いて好きなマンガとか語り合ってた頃もあったな~とか、見てるうちに昔の記憶がどんどん出てきて懐かしかった
後半に出てくる４コマ漫画のシーンでもう目がうるうる
京本がシャークキックの単行本を一人で何冊も買ってアンケートを出し続けてたのに気づくシーンも涙。シャークキックの週順位があったけど間違いなくそれを支え続けた一人が京本で、離れてもずっと藤野ちゃんを応援してたのが分かった瞬間涙出てきた。
どうでもいいと思ってる100人に認められるより、一目を置いているたった1人に認められる方がずっと自分の身体と心を動かすことがある。その動きがあまりにも力強く描かれていて感動しちゃった
60分もない短編映画だけど、見たあとは絶対余韻が残る良い映画です、と声を大にして言いたいくらい好き
しかも入場特典に原作ネーム全編だなんて豪華すぎる…1700円の価値ありすぎ。
公開初日なのにグッズはほとんど売り切れでびっくりしたけど、パンフレットは購入できたので大満足です५✍🏻
