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ルックバックのmocoのレビュー・感想・評価

ルックバック(2024年製作の映画)
4.6
原作は話題になっていた時に読んだ
様々な映画のオマージュが散りばめられており、作者は相当映画が好きなんだと感じた
映画は文句なしの映像化だったと思う
漫画をそのまま動かしたかのような映像で特に雨の中でスキップするシーンの躍動感が良かった
結末を知っていたということもあり、町に遊びに出かけるシーンや2人で漫画を描いているシーンが胸にきた
声優の人も初挑戦だったらしいが、すごくいい演技だったと思う
回想シーンは、曲は良かったが少し長くてくどい感じがした
また、ODS上映だったところも残念だった

全体的なストーリーは、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のオマージュであることは明らかだが、自分は金城一紀の「映画篇」という小説も思い出した
フィクションによる救い、これこそが藤野が漫画を描き続ける理由なんだと思う
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