haruka nakamuraの劇伴が異常に良い。それだけでも映画館に行った甲斐があった。
原作は読んだはずだけど全くもって覚えていなかった。とはいえチェーホフの銃よろしくフラグがことごとく回収される作品なので、難しいことはない。
前半、というか作中の8割が鑑賞者の抱く印象をコントロールしようとしていて、そこがちょっと個人的には鼻白むところがあった。まあ残りの2割でその鑑賞者をコントロールしようという枷が外れていて、そこがキモであるとは思う。乱暴なまとめ方だが、フィクションならではの救いのある話。