ゆっきー

「太陽」を売った少女のゆっきーのレビュー・感想・評価

「太陽」を売った少女(1999年製作の映画)
4.5
セネガルの新聞”ソレイユ”を売る、松葉杖の少女の話。
すげーシンプルで俳優も素人のようだ。
キアロスタミや北野映画のような空気感が画面にある。途方もない傑作。

北野やキアロスタミの空気感を維持しながら、突然、松葉づえの少女と数人の少女たちが、道を音楽に合わせ踊りながら歩く移動撮影という半ミュージカルパートが挿入されるのだが、もうね、素晴らしすぎてここで泣いた俺は。

少女と、少女に好意を寄せながら競合新聞を売る青年が、お互いに新聞を売り歩きながら道を歩くところの移動撮影も素晴らしいし、雨が降る前の独特の空気感のカットなんかも神だった。
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