このレビューはネタバレを含みます
“前門の虎後門の狼…頭上の鷹”
前門のフェイスハガー
後門のゼノモーフ
頭上の…オフスプリング😱キモッ!
オープニングでスコットフリープロダクションズのアニメーションが流れて凄く期待値が上がりましたし、昨日のシネマンションのお先にシネマ=ネタバレ無し感想動画でも概ね高評価でしたので、なんの不安もなく物語に入って行けました。
もし自分が理系だったら就職先に選びたい架空の会社が幾つかありますが…皆さんもありますよね?
例えば…
スターク・インダストリーズ
ウエイン・エンタープライズ
オズコープ
アナハイム・エレクトロニクス←ご存じ?
等々
その中で、ウェイランド・ユタニ社…はちょっと嫌だなあ。先方がそもそもお断りって?(笑)
そのウェイランド・ユタニ社製型式『ハイパーダインシステムズ・120-A/2』1作目のノストロモ号に乗っていたアッシュ…と同型のアンドロイドが今回出てきます。アッシュを演じていた、イアン・ホルムさんは2020年にご逝去されておりますので、今回はアニマトロニクスでの復活だったようです。エイリアンシリーズとアンドロイドの関わりはストーリーの重要なキーなので、今回、主人公レインの弟アンディが、冒頭早速顔面から白い液体を流している段階で、嫌な予感しかしないであろう、私を含めたオールドファン達。モジュールを新たにインストールし再起動するアンディにどっちだ?と震える私を含めたオールドファン達。しかも、タイトルがロムルスで、その由来がギリシャ神話で兄弟が殺し合う話となれば…ねえ。プロメテウスとか字幕だけでもドキッとしましたしね。初代の日本語吹き替え版が非道かったからなー(それじゃないw )
今作はドントブリーズの監督も務めた、フェデ・アルバレスが脚本も担当。ジャンル的には『家の中のモンスター』なので、ドントブリーズのイカれた盲目のお爺ちゃんをエイリアンに挿げ替えただけでほとんどそのまんま。エイリアンファンの監督がしっかりリスペクトを込めて撮った映画って感じでしたね。
なので、贅沢を言わせてもらえば、大外しもしない代わりに、物凄いサプライズも無いと言えば無い。ラスボスのキモいのも、エンジニア由来?だと思えばそうですし。シネマンションでRaMuちゃんが、満足ではあるけれど、“大”は付かない。年間ランキング上位5位には入らない。と言っていたのに納得がいきました。
秀作であるのは間違いありませんけれど。レインは、リプリーに代わって、(あるとすれば)今後もシリーズに関わってくるのでしょうか?