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エイリアン:ロムルスのまるもっとのレビュー・感想・評価

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)
4.0
「20世紀FOX」を「ディズニー」が買収し、
リドリー・スコットの「プロメテウス」
「エイリアン・コヴェナント」シリーズが終焉。

「ディズニー」という新たな看板を背負い、
7年ぶりに復活した「エイリアン」の新作。

時系列的には「1」「2」の間の物語で
作り上がりはクオリティの高い
ファンメイドのような、ベスト版「エイリアン」。

要所要所にシリーズの目配せもありながら、
様式美である「型」もしっかりと味わえる。
(フェイスハガー、チェストバスター、酸性体液の演出然り)

また新要素となる、
「人間とロボットとの兄弟関係」や
「重力表現」などもありつつ、
マスに向けた「娯楽作」として非常に丁寧によく作られている。。

ラストバトルは「2」の
ジェームズ・キャメロンのような演出を。
締めは「1」へのリスペクトを感じさせるオマージュなど、
フェデ・アルバレス監督の「作品愛」を非常に感じる。

もちろんツッコミどころも多々あるが、
それらを許容できるほど、
ウェルメイドな作り上がりは見事。


※個人的な不満点はエイリアンの造形が
もう少し異型の不気味さを感じつつも、
スタイリッシュな造形であって欲しかったこと。
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