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エイリアン:ロムルスのadeamのレビュー・感想・評価

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)
3.0
フェデ・アルバレスが監督を務めた名作SFホラーシリーズのスピンオフ。
植民地労働者の若者たちが現状を脱するために乗り込んだ廃宇宙船で見舞われる恐怖を描く物語です。
前評判通り1作目へのリスペクトが強く話の運びはほぼリメイクで、的確に人選された監督得意の逃げ場のない空間で追い詰められるスリルはシンプルに楽しめました。
アンドロイドの人間性や極限状態でのロマンスなど寄り道して幅を広げたくなりそうな要素はたくさんありましたが、そこをあえてストイックにまとめて2時間に収めたことが特に中盤以降のテンポの良さを生んで素晴らしかったと思います。
ただラストのあのデザインは好きになれず、絶妙な気持ち悪さはともかく、感情を読み取れるような表情はやはりエイリアンには無い方が話の通じない絶望感を味わえる気がしました。
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