YUTARO

エイリアン:ロムルスのYUTAROのネタバレレビュー・内容・結末

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

死ぬほど面白かった…!!
IMAXで観て大正解だった。
帰り道に乗った大江戸線の造形が宇宙船みたいで乗ってて怖くなるくらいの没入感。
宇宙モノ・SF・モンスターパニック・エイリアンシリーズ・ホラー・メッセージ性等々どんな観点で見ても非の打ち所がない作品だったと思う
歴代映画の中でもトップクラスで面白かったので各要素ごとにレビュー書いてく

キャスト→幼さがありつつ凛々しい顔をもできるケイリースピーニーの演技がまず素晴らしい。シビルウォー然り肝が座った若者役が板につきすぎてる。ビジュも超いいし今後出演作はしっかり観ていきたい
他のキャストに関しても緊張感や焦りが伝わってきて凄い良かった。男勢が強がって抵抗するけど無力にも嬲り殺されるのもリアルで良かった。アンディのアンドロイド感も上手かったし演技下手な人が1人もいなくて終始違和感無く見れた。
エイリアン自体は去ることながらオフスプリングすら高身長のキャストに演じさせてたとは衝撃。(ガンツに出てきそうな造形)

アクション・演出→隠れんぼホラーは1、派手な爆撃は2、首飛んだり血塗れになるグロはプロメテウス・コベナントでやられてる中でどんな見せ方をしてくるのかと気になっていたけど、ゲーム性が加えられた斬新なアクションは見事だった
①音を立てたら終わり(ドントブリーズと同じなんかな?)
②無重力空間で飛散する酸の血液に当たったら終わり
③銃弾尽きたら終わり
④重力が戻ったら終わり
⑤レバーを四つ倒さなきゃ終わり
てな具合でバイオハザード系のゲームをやってるかのような感覚になる
今作ではエイリアン以外にも脅威が迫ってくる場面が多く、なんならエイリアンがそれを邪魔する一要素になってるのも良かったな
→内容的にアトラクションにも出来そう、ディズニーランドでガッチガチの作ってくれや
(本当はユニバがいいが…)

音楽→完璧。冒頭は2001年宇宙の旅に出てきたような神秘的な人の呻き声で始まり、エイリアン1作目へのリスペクトを感じるような古典的な機械音・アラーム音や不気味な音楽もありつつ、驚かせるシーンはしっかりホラーテイストでびっくりする。無音から”RUN.”のとことかほんと興奮するし、エイリアンが迫ってる時の耳を劈くような音も緊張感あって良かった。なんならエンドクレジットの曲までいい。

ストーリー→シンプルで分かりやすい。エイリアンズ、プロメテウス、コベナントは宇宙船に乗り込む理由に共感しづらいが、今作に関しては「その立場だったらあり得るな」ってなるし、船内の行動にも納得感がある
他作の無能船員とは訳が違うな
イライラせずに観られるだけで大満足
余韻ありの終わり方もgood

エイリアンシリーズへのリスペクト→結局これが1番良かったポイントかも。堅牢で閉鎖的な宇宙船空間の中で追いかけっこする1の基本プロットに沿わせつつ、複数のエイリアンを銃でぶっ殺しまくるエンタメ要素強めの2感もあり(洞窟で繭になってる人間ツアーするとこも)、プロメテウス・コベナントでフォーカスされていた人間↔︎アンドロイドの話を無視するわけではなくしっかり取り上げていてちゃんと他作へのリスペクトを感じられた。フルCGアンドロイドもローグワンみあって良かったね
最後は宇宙服着て宇宙空間に追放→カーズのお決まりの流れ

冒頭、ALIENの字がそのまま出てて一瞬落胆してたのも束の間、ROMULUSの字が棒で浮かんできて激アツだった

正直、勿体無いとか、もっとこうしてほしいってのは全くなかったです。最高!!
配信でまた見ます

視聴映画館:ユナイテッドシネマとしまえん
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